モバイルゲームが世界中で主要なデジタル習慣として拡大を続ける中で、配信先の国ごとにゲームをローカライズする場合、ゲーム内のコンテンツだけではなく、戦略のローカライズの重要性にもお気づきのことでしょう。ユーザー獲得においては Metaや Googleは依然として中心的な存在ですが、ゲームのジャンルや配信先の国によっては、質の高いプレイヤーの獲得のために他のプラットフォームの重要性も増してきています。これはエンゲージメントやマネタイズについても同様で、ある国では有効な施策が、別の国ではうまくいかないことを経験されている方も多いと思います。
複雑化が進み、かつ各国ごとに広範な情報を収集して分析することは、配信中の国の事情を把握することでも膨大な時間と手間がかかります。
そこで Mistplayでは、各国の特性に根ざした思考でグローバル市場での成長を実現するための手引きとしていただくことを目的として、日本、アメリカ、イギリス、韓国でMistplayで活発に「ゲームでポイ活」を楽しんでいる 6,000人以上を対象として行った、29項目に及ぶアンケート調査の結果を基にモバイルゲーム市場比較レポート(2025年版)を取りまとめて公開いたしました。

ロイヤルティが高いからといって、施策を打つ手を緩めて良いわけではありません。各国のプレイヤーの動機を理解した上で、各国ごとに異なるアプローチを行なってプレイヤーの信頼を得てロイヤルティへと醸成し、継続的に関係を維持する努力が必要です。
- ジョン・ライト氏/Turborilla CEO
調査対象の4ヶ国のどの国でも85%以上のプレイヤーが1日に何度もログインしてプレイしているものの、国や地域ごとにロイヤルティの傾向は大きく異なります。
日韓のプレイヤーの50%以上が、一度に1~3本といった少数のタイトルに時間を集中して費やす傾向があり、モバイルゲーム一つ一つに対するロイヤルティの深さがうかがえます。対してアメリカとイギリスのプレイヤーの大半は、週に4本以上のゲームで遊んでおり、より幅広くさまざまなゲームを試したいという“探索型”の傾向が見られます。

欧米では、プレイヤーの60%が毎日のログインボーナスをゲームに戻る最重要理由に挙げており、半数近く(45%)が同様のインセンティブによってゲーム離脱後に復帰しています。対して日本と韓国のプレイヤーは、ストーリー重視の体験、期間限定イベント、限定コンテンツがより大きな動機となっています。

日本には、モバイルゲーム市場において極めて価値の高い課金ユーザーが多数存在します。課金ユーザーの割合、1回あたりの平均課金額ともに主要4ヶ国中で日本がトップで、月に複数回課金する人の割合も高く(38%)、日常的に1回のIAPで10ドル以上を支払う人も3分の1(33%)にのぼります。同レベルの課金額は10人に1人にも満たない欧米市場を大きく上回る水準です。

